大嫌い、だから恋人になる
「どうした?ぼうっとして?」

秋山君の言葉に我に返る。

それで私は大切なことを思い出した。

私は秋山君を好きになっちゃいけない。

秋山君が私の気持ちに気付いた時点で、私たちはお別れ。

絶対にこの気持ち、ばれちゃいけない。

でも意識するとスゴく胸がドキドキして、顔も赤くなって・・・これじゃあ、私、秋山君のことが好きって言ってるようなもの。とにかく隠さないと。

「おい、弁当早く食えよ。次の時間、急な全校集会だって言ってたろ?」

「え?そうだね、そう、早く食べなくちゃね」

秋山君とずっと一緒にいたい。でも今の自分じゃ、秋山君の前で自分の気持ちを隠せる気がしない。本当にどうしよう・・・
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