モンスターハンタールチフェル
 どうやらアンにも笑顔が戻って来て、ほんと強い王女様だと思わされるアレックたちだった。

「俺もついてるさ、だからもう一人であれこれ背負うのは止めにしようぜ」

「ええ、そうするわ」

 アンは今にもあまりの嬉しさに泣きそうな顔をしていたが、どうやら笑顔を作って取り繕ったようだった。

 こうしてにぎやかな朝食会が終わり、一行はそれぞれ狩り支度をして一階のカウンター前に来ていた。

「おはようセレナ、今日は何かいい依頼来てない?」

「おはようアンちゃん! いつもと違う感じがするわね、何か良い事あったの?」

 アンのいつも以上のとびっきりの笑顔にセレナが気付いて少々驚きながら尋ねていた。

「ちょっとね!」

 そう言うと自分の周りに立つ仲間たちを見回して、そしてセレナに向き直る。

「んふふ、なるほどね。それならちょうど良い依頼があるわよ! 下位クラスになっちゃうけど、難易度はかなりのものよ。それにこれをそこの新入りさんたちがクリアできればランクアップも可能よ!」
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