モンスターハンタールチフェル
 演技でない事言わないでほしい、と言ってもアレックとルチナはさっきからそう思っていたし、その判断の方が正しいと思っていた。

「もしかしたら登って来た方とは反対側の道にいるって事も考えられるわね。とりあえずそちらを探して見つからないようだったら、いったんキャンプに戻ってアシュリーさんに報告しましょう」

「そうだね、また明日探しに来てみよう。もしかしたら会えるかもしれないし」

(まあ、確立はうんと低くなるけどな)

 と言う事で、アレックたちはその場でジッとしていると自分たちの命まで危うくなりそうだったので、とりあえず歩き始めた。

 ・ ・ ・

 なめらかな下り坂が続く中、アレックたちは足元に注意しながらゆっくりと歩いて行った。

 そして一同が目的のエリアにたどり着くなり、その場の光景に驚愕の表情を浮かべた。
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