モンスターハンタールチフェル
 それに対して、ティナは反射的に反応し顔を風船のように膨らませ、トマトのように赤くなった顔でプリルを睨む。

「それじゃあ役者も揃ったことですし、竜車も待ちくたびれているでしょうから早速出発しましょう」

 アシュリーの手拍子に、二人ともにらめっこを中断してお互いチームに戻り、ぞろぞろと酒場から出て行こうとした時、

「負けるんじゃねぇぞライナスチーム! 俺はあんたらに二〇〇〇ゼニー賭けたんだからな!」

「女チームも負けんなぁ! あたしたち女の強さを見せ付けてやれぇ~!!」

 これまた酒場の注目を集めていたアレックたちだった。

 周りから歓声の声や、勝ってこいコールなど、アレックたちを応援する声が今や酒場全体に広がっていたのだった。

「ありがと~! 絶対勝ってみせるよ~!!」
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