モンスターハンタールチフェル
 すると、身体中に寒気が澄み渡り、中から手招きする熱風も何のそのという感じだ。

「よし!」

 2人はお互いに頷き、地下へと入っていった。





「凄い熱気だな。クーラードリンク無しだったら5分とももたないだろうな」

 広い空洞に出た2人は、さっそく津波のような熱風に襲われた。

 そんな状況でも汗を流さずにいられるのはクーラードリンクのおかげなのだ。



 だが、次の時点で汗を流さずにはいられない状況に陥ってしまった。



「……!!」



 左手の方向、ブクブク言って流れている熔岩の中から、いきなり白い巨体が飛び出てきたのだった。



「出たか、グラビモス……!」

「あ、あれが……!?」



 2人とも冷や汗をかいていた。



 なんと、グラビモスが向こうからお出ましときた。
< 502 / 645 >

この作品をシェア

pagetop