ﾓﾝｽﾀｰﾊﾝﾀｰﾙﾁﾌｪﾙ
　ドスランポスは何が起こったのかも分からず、アレックも目をやられ、次々とランポスたちがバタバタ倒れていくのを感じ取っていた。



「グギャアーーーッ！！」

　ドスランポスの眩みが解けて、アレックもようやく何が起こったのか目の当たりにすることができた。



　なんとドスランポスを残し、他のランポスたちみんな喉を斬られ息絶えていたのだ。

　そして、



「グギャアッ！！」

　ドスランポスがアレックの足元に飛ばされて、すぐさま立ち上がるとそのまま隣のエリアへ逃げていってしまった。



（なにが起きたんだ？！）

　アレックは一体全体何が起こったのかわからず、ドスランポスが飛んできた方を見ると、そこには一人の、アレックと全く年も背丈も変わらないだろう、とても長い髪の毛を後ろで一本に縛っている、凛とした女性が右手に片刃の鉄剣と左手に丸い鉄の盾を身に付けていて、装備している防具はアレックのチェーンシリーズと同じ物を身に付けて立っていた。
< 62 / 645 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop