白衣の先生に恋しました。
それから数分後陽奈ちゃんは
頭と腕に包帯を巻かれた状態で病室へと
運ばれていった。


「陽奈!!」


お母さんは処置室から陽奈ちゃんが出て来た
瞬間、勢いよく飛び出して行った。


「お母様ですか?少しお待ちください!」


「陽奈は…陽奈は…大丈夫なんですよね!?」


「もうすぐ、医師が説明に来ますので
お待ちください!」


「わかりました…」


陽奈ちゃんが点滴を繋がれている
ところをずっと見ている事しか出来ない
俺たちは椅子に座り尽くしたままで。


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