白衣の先生に恋しました。
そんな事を考える事しか出来ない。


「陽奈、元気になるわよね…?」
「大丈夫だ、必ず元気になるよ」


陽奈ちゃんのお父さんは、涙で目がきらめく
お母さんの肩を抱き寄せている。


「私が…あんな事言わなかったら…
陽奈は…陽奈…は…」


「悪いのは、お前じゃない。
俺に全て責任がある。だから泣くな」


「柊 陽奈さんのご両親は…」


「私達です」


「手続きの準備が出来ましたので
こちらへどうぞ」


ご両親は看護師の後をついて廊下を歩いて
行った。


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