白衣の先生に恋しました。
「ハァ…ハァ…」


教室の前まで来て、呼吸を整える。


「陽奈〜!おはよう!」


教室から出てきた、凛(りん)は1番の友達。


「おはよう」


「どうしたの?息なんか切らせて」


まさか、走ってきた?なんで?
なんて、聞いてくる凛にもお父さんの会社の
事は言っていない。


誰にも話せない。


「ちょっとね…」


「ふーん…?ま、教室入ろう!」


凛と教室に入り、自分の席へと座る。


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