白衣の先生に恋しました。

孤独の辛さ

「…ん……?」


あれ…


このベッド…カーテンも私の家のものじゃない。


ここ、どこだっけ…。


ベッドの側には時計があって、
表示されている時間は17時半だった。


17時半って、学校に居るはずなのに。


「あ…」


思い出した。


雨に濡れて、熱が出て、家族も出張だから
先生の家に泊めさせてもらうんだった。


「せんせ?」


ベッドから立ち上がってリビングに来たけど
先生は居ない。


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