強すぎる彼女と優しすぎる彼
結婚式の時も披露宴の時も、佳子と龍仁が司と桃に目を向けると二人はぺったりと寄り添っていた。

司と桃を見ていると自分たちもさらに幸せになれるような感覚だった。

幸せなひと時はあっという間に過ぎていった。
それでもたくさんの温かい思い出として心に刻み込まれた。



これは幸せのゴールじゃない。
ここから俺たちの幸せが始まる。
愛してる。

龍仁は披露宴の佳子の席にもメッセージを書いていた。
佳子はそのメッセージを自宅に飾った。

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