強すぎる彼女と優しすぎる彼
そこには手作りのリングが3つ着いたネックレスが入っていた。
「作ったの?」
佳子の言葉に龍仁が頷く。
「男女別行動だった日に作ったんだ。」
龍仁は佳子の首にネックレスを付けた。
「俺と、奥さんと、子供のリング。」
ネックレスについたリングは大中小大きさがそれぞれ違った。
「お守りのつもりなんだ。佳子さんと桃はこれから出産だろ?その時に身に着けられるようにって。俺たちから。」
司も桃にネックレスをつける。
「うれしい。ありがとう。」
桃は司を見る。
「どういたしまして。これ、何個でもリングが加えられるようになってるから。子供が増えるたびに増やそうな。」
司の言葉に桃も頷く。
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