暴走族の総長様は、私を溺愛してるらしい。
❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎

翌日から準備はスタート。
先生はどっかに逃げていて見つからないけど。
ああ、楽しみです!

…って意気込んでた私は今は何処へやらです。

「ねえ、菜乃さん。これを着てみてくれないかしら?」

そう言って差し出されたのは、白い服に血(偽装ですよ?)の付いた服。
ワンピースで、着やすそう。
……これを着ろって?気分が相当落ちましたよ。

「百合……い、今じゃなきゃダメですか?」
「ええ!」

どんだけ着てほしいんでしょう。

数分後…

「…着ましたよ?」

私は根負けして、血だらけの服を着たのでした。
これ、着なきゃいけないんですか?

「ああ!やっぱり似合いますわ!いつもは人形のようにお可愛らしい菜乃さんですけれど、クールな一面もあって、絶対似合うと思ったのです!」
「あ、ありがとう…?」
「クールな菜乃さん!私は好きですわ!この服を着ることでよりクールな一面を強調して……」
「……」

なんか、それ私ですか?ってくらい違う方に私のイメージいってませんか?
私は別に、可愛くもなければクールでもないんですよ?
< 57 / 90 >

この作品をシェア

pagetop