運命が紡いだ物語
その日の放課後。

いつものように部活が終わり翔大と歩いていた。

「今日、告白したの田宮さんなんだって?」

「そうだけど、何で知ってるの?」

俺、誰にも言ってないけど・・

「田宮さんはクラス一緒だし、
学年一の美人って言われてるからクラスでも結構噂になってるよ・・。」

「そうなんだ・・。」

知らなかった・・

「田宮さんいい人だから、いつか陽向よりもいい人に恵まれるといいな・・。」

「あぁ。」

翔大の言う通り、田宮さんには幸せになってほしい。

「それより、陽向が告白されたって聞いた後の花、結構動揺してたよ。
花、最近どんどん陽向のこと好きになってるよな・・。
俺も結構驚いてる。
幸せにしてやってよ・・。」

翔大にそんなこと言われるとは思ってなかったからびっくりしたけど、
うれしかった。

「俺も花に負けないくらい花のことが好きだから。
絶対幸せにするよ。」

俺らはそんな会話をして別れた。
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