運命が紡いだ物語
それから、俺も急いで屋上に行くと、花の様子が変だった。

「花?」

俺が声をかけると花は驚いたようにこっちを見た。

「ひ、陽向!」

「どうかした?」

「咲野君、告白されてたでしょ!?」

なんで知ってるの!?

坂下さんの言葉に俺は少し驚いたけど、俺は冷静に答えた。

「・・うん。」

もしかして、花
心配してる・・?

「花!もちろん断ったよ。
俺が好きなのは花だから。」

いつもの笑顔に戻ってほしくて俺は恥ずかしいセリフを言ってしまった。

でもこれが俺の本音・・。

「ありがとう。」

花に笑顔が戻った。

よかった・・。

それからはいつものように4人で和気あいあいと昼食をとった。
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