運命が紡いだ物語
『もしもし。
花?どうした?』

今度こそお母さんが出て安心した。

事情を話すと、あと20分くらいで着くから冷やしておいてと言われた。

なんで翔大に電話をしちゃったんだろう・・

今日は大事な日なのに・・

私は後悔していた・・

もう手の痛みなんてどうでもよかった。

ガチャ

お母さんたちが帰ってきた。

「ただいま。
花大丈夫?
手、見せて?」

私はお母さんにやけどした手を見せた。

それから、お母さんと一緒に病院へ行き手当をしてもらった。

病院に行く途中、私は翔大にお母さんと病院へ行ってきます。もう大丈夫だよ。と連絡をした。

左の手が包帯でぐるぐる巻きになったけど、まだ左手でよかった・・。

「大丈夫?」

お母さんは心配そうに言った。

「うん。」

お母さんにも心配かけちゃったな・・

そういえば、翔大から返信来ないな・・

変だな・・。

いつもならすぐ返信してくれるのに・・

どうしたんだろう・・。

デートに夢中で忘れてるならいいけど・・
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