運命が紡いだ物語
私たちは少しおなかがすいたので、カフェに入った。

外が寒いので、カフェの中はとても居心地よく感じた。

「きれいだな・・。」

陽向の言う通り、このカフェの窓からきれいな景色が見える。

「うん・・。
でも、陽向楽しかった・・?」

私ばっかり楽しんでたかな・・

ちょっとお店をみていたくらいでほとんど景色ばっかり楽しんじゃって・・

「すっごい楽しかった。
実は俺も好きなんだ、イルミネーションとか・・。
桜も好きだし、紅葉も・・。」

「私も!」

ふふふ

私たちは好みがあってる。

絶叫系が好きなところとか、

お互い意外と恥ずかしがりやなところとか、

もちろんちがうところもあるけれど、

好きな人と好みが同じってすっごいうれしい。

「春には桜を見て、夏には海を、
秋には紅葉を見て、冬にはこんな素敵なイルミネーションを
ずっと陽向と見ていたいな・・。」

ふと出た言葉だった・・

「おれも。
来年の春必ず見ようなあの広場の桜を・・。
二人で・・・。」

「うん。
約束・・。」


私たちは半年記念日の夜、
カフェで素敵な約束を交わした・・。
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