運命が紡いだ物語
そして・・・

「結愛。
今日ちょっと大事な話があるんだけど、時間ある?」

電車を降り駅から出たタイミングで、私は結愛を引き留めた。

「・・うん。そこの公園でいい?」

駅の近くの公園のベンチに座った私は、不安でいっぱいな心を少しでも解きほぐしたくて息を整えた。

「話って何?」

ごめんね。結愛。

私はこれから結愛を傷つけてしまうかもしれない・・。

でも、すべてを話さなければ私も翔大もずっと前に進めないの。

私はもう一度深呼吸をした。
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