運命が紡いだ物語
ガチャ

「どうした?」

翔大は不思議そうにそう聞いた。

「うん。
ちょっと話があって・・」

「何、のろけ話?
花たち今日もデートだったんだろ?」

「うん。
でも、のろけ話じゃないよ・・」

私は真面目な顔をした。

翔大もそんな私を見て、まじめな表情をした。

「なんかあったのか?」

翔大と私の間にはさっきまでとは全く違う空気が流れていた。

「私陽向の産まれた病院に行こうと思って。」

「え・・何で?」

翔大は驚いていた。
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