運命が紡いだ物語
部活の後、いつものように俺は翔大と歩いていた。

「花が悩んでることは、俺に関することなのか?」

あれからずっと考えていた。

花の悩んでることは、何なのか・・?

花が俺と別れることを決めた本当の理由が何なのか?

でも全くわからなかった。

だから、せめてそれだけは知りたいと思った。

「陽向・・?」

「俺、ふられる前に花に謝られたんだ。
その時の花はなんかおかしかったから・・。
それがずっと気になってた・・。」

「陽向は、花のこと今でも好きでいてくれるのか?」

「あぁ、俺はずっと花のことが好きだ。」

別れた今でも全く花への気持ちは変わっていない。

たぶんこの先もずっと・・

「そっか・・」

そういって黙った翔大の顔はぬれていた。

泣いてる・・・?

「翔大?」

どうしたんだ・・・?

翔大の涙を見て俺はとても動揺していた。

「悪い。
ありがとな。」

そう言った後
すぐに、普通に戻った翔大はそのまま帰った。

俺はまだ動揺していた。

翔大は、すぐに泣くやつじゃない。

部活が一緒だからわかる。

どんなに悔しい思いをしても、泣く気配すら見せないやつだ。

それなのに、
そんな翔大がなんで・・
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