運命が紡いだ物語
『ありがとう。
あ・・
そういえば、翔大と坂下さんに言った?』

「うん・・。
翔大にはさっき話したよ。
結愛には明日の朝言おうと思って・・
直接話したいから。」

早く伝えたいけど、結愛にもたくさん心配かけちゃったから、
ちゃんと面と向かって話したいと私は思っていた。

『そっか・・
川瀬にも報告したいと思ってるんだけど・・』

私も川瀬君には報告したいと思っていた。

陽向のサッカーの試合の時、川瀬君が誘ってくれなきゃ私は絶対に観に行ってなかった。

そして後悔してたと思う。

あの時はすごいつらかったけど、陽向のサッカーの試合を見れて本当によかったって思ってる。

だから、川瀬君には本当に感謝してるし、
ちゃんと直接、ありがとうって言いたい。

「もちろん。
川瀬君にもお礼言いたいし・・
じゃあ、明日の昼休みにしよっか。」

『そうだな。
そうしよう』

それから私は少しだけ陽向と話して電話を切った。
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