幼馴染との正しい距離感
「でもね、こーくん
私、あの時かなりどきどきしてたんだよ」
「いつもと違う
低い声に、知らない表情…全部」
「……かっこよくて、すっごくどきどきした」
ちらりとこーくんが机に伏せていた顔をあげて
じっと私を見つめる。
「……またそうやって煽る」
「あ、煽ってない!
ほんとの事言っただけっ」
「……だから、それが……
…………本当に、自覚ないんだから……」
すっと立ち上がった
こーくんが、私の傍に腰をおろす。
「……つむぎは、こっちの俺でもいいの?」
私の髪の毛をいじりながら
こーくんはあの声で、あの表情で聞いてくる。
その姿は普段よりも
少しだけ、大人びたように見える。
「……き、急に変わられると…
慣れてないから…」
心臓がきゅうってなって、顔が一気に熱くなって
「…………少し、困る…」
「…ふーん?」
「へっ?こ、こーくん……?」
ぐいっと両頬を固定され
こーくんから顔を背けられないようにされる。
「……なら
少しつむぎを困らせてみようかな」
「なんで!?」
「困った顔が可愛いから」
私、あの時かなりどきどきしてたんだよ」
「いつもと違う
低い声に、知らない表情…全部」
「……かっこよくて、すっごくどきどきした」
ちらりとこーくんが机に伏せていた顔をあげて
じっと私を見つめる。
「……またそうやって煽る」
「あ、煽ってない!
ほんとの事言っただけっ」
「……だから、それが……
…………本当に、自覚ないんだから……」
すっと立ち上がった
こーくんが、私の傍に腰をおろす。
「……つむぎは、こっちの俺でもいいの?」
私の髪の毛をいじりながら
こーくんはあの声で、あの表情で聞いてくる。
その姿は普段よりも
少しだけ、大人びたように見える。
「……き、急に変わられると…
慣れてないから…」
心臓がきゅうってなって、顔が一気に熱くなって
「…………少し、困る…」
「…ふーん?」
「へっ?こ、こーくん……?」
ぐいっと両頬を固定され
こーくんから顔を背けられないようにされる。
「……なら
少しつむぎを困らせてみようかな」
「なんで!?」
「困った顔が可愛いから」