俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

中身を確かめてみると
ベル用のキャットフードだった。
あと、猫用のミネラルウォーターと
ペーパーボウルにリードなどなど。

確かに、ベルがお昼に食べるエサが
ココにはない。
それを買わせに行かせていたんだ?

なるほどと納得すると
私は、キャットフードをペーパーボウルに入れて
ベルの前に置いた。

「ニャー」

ベルは、美味しそうに
キャットフードを食べ始めた。
ミネラルウォーターを別のボウルに
注いであげた。

「美織。俺は、まだ終わりそうにないから
先に飯でも食っておけ」と社長が言ってきた。

「社長は、どうなさるのですか?」

いつも外出先で食べたりしているので
お弁当を持っていかない。
私は、食堂で食べているけど……。

「俺のは、後で適当に出前でも取って
食べるからいい。
新田もお昼に行ってもいいぞ」

「しかし社長……」

新田さんも戸惑っていた。
さすがに社長より先に食べるのは……。
あ、そうだわ。

「でしたら私が何か売店で買って来ますよ!
私もここで食べれば問題ないですから
ベルも心配ですし」

いいアイデアだと思う。
それにベルが、また悪さしないか
私が見張っておけるし、止められるわ。

「俺は、1人でも大丈夫だぞ?」

「いえいえ。ベルが居る以上は、私も心配ですし。
何か欲しい物とかありますか?」

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