俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

私は、社長に何が欲しいのか尋ねた。
妻なんだから遠慮なんてしなくてもいいのに。
むしろ頼ってほしかった。

「じゃあ、片手て食べられる物にしてくれ。
あと栄養ドリンクとミネラルウォーター」

「かしこまりました」

ベルを新田さんに預けると私は、
急いで売店に向かった。
少しでも社長の役に立てるなら嬉しかった。
今度は、挽回しなくちゃあ……。

売店に行くと社長から頼まれていた
片手で食べられそうなサンドイッチと
おにぎりを買った。
後は、栄養ドリンクとミネラルウォーター。

私も同じサンドイッチとサラダ。
そして飲み物を購入した。
急いで社長室に戻ると社長は、
まだ必死にパソコンに奮闘していた。

「では、お言葉に甘えて私もお昼に
行かせてもらいます。失礼しました」

新田さんは、私にベルを渡すと
社長室から出て行った。
あ、そうだわ。

「真那斗さん。お弁当……買ってきました」

「悪いな。今、手が離せないから
こっちまで持って来てくれ」

「は、はい。」

私は、社長のそばまで持って行った。
サンドイッチとおにぎりをデスクに置くと
それを見た社長は、

「悪いが……両手が塞がっている。
食べさせてくれ」

私に向かってそう言ってきた。
その言葉に心臓がドキドキして驚いてしまった。
わ、私が食べさせるの!?

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