俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

周りの女性社員達に囲まれてしまった。
あの結婚以来。浮いていた私が嘘のように
注目を浴びてしまう。

「まぁ、素敵な人よ。
私にもペットにも優しいし……」

「いいなぁ~素敵な旦那様で」

あの俺様社長と恐れられていたのに
いつの間にやら素敵な社長様になっていた。
いや。もともとそれでも人気が高かったけど

それ以上の人気ぶりに
褒められるのは、嬉しいことなのだが
何だか複雑な気持ちになってきた。

優しい笑顔や動物好きな一面は、
私だけ知っていれば良かったのにと思ってしまう。
まさか自分が、こんなにも
欲張りな気持ちになっていたなんて知らなかった。

私は、いつの間にか社長を
好きになっていた。

人生って不思議なことばかりだ。
だが、しかしある事がフッと頭の中を過った。
私が社長を好きになる理由は、
ハッキリとしているのだが社長が私を好きな理由が
ハッキリとしていない。

好きになってもらえるほど接点も無かった。
美人でもエリートでもない
私を好きになってもらえる理由が分からない。
何のメリットが……?

社長に聞いたら
ちゃんと答えてくれるだろうか?
でもそれを知るには、ちょっと怖い。

疑問と不安にながら過ごしていた。
気持ちがモヤモヤしたままお昼になってしまう。
結局考え過ぎて仕事が進まなかった……。

私は、ため息を吐きながら社長室に向かった。
今までお昼は、バラバラだったのだが
昨日の件で、一緒に食べたいと言ってくれた。

忙しいのでは?と聞いたのだが
何とか時間を作ると言ってくれた。
うーん。お弁当作って来たけど
昨日の事を思い出すと何だか恥ずかしい。

でも、社長に話しすることで
理由を知るチャンスになるかもしれない。
そう思いながら廊下を歩いていると

「あの……すみません。
ちょっとよろしいかしら?」

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