本命同盟
「「だれがこんな奴となかいいんだ!!」」


「「まねすんな!」」


あまりのハモリように五分休憩の時間のざわざわした教室が笑いの渦に包まれた。


恥ずかしさ半分、呆れ半分って感じだよもう。


波がようやく収まってきた辺りで私は自分の席に戻る。


「ホントにお前ら仲いいな。」


和馬が私たちにそう言った。


ズキンと胸に刺さる。


ちがうんだよ、私が好きなのは・・・


そう思うのに中々言葉にできないのがもどかしい。


「何言ってんの、私は直人と仲が良いなんて思われたくないわよ。」


ただ、否定することしかできない。


< 21 / 95 >

この作品をシェア

pagetop