本命同盟
ある朝、教室の扉を開けるとうずくまるみずほとそれを見つめる優里がいた。


少し遅めに登校した私には状況が飲み込めず、ただ扉の前で立ち尽くしていた。


優里がわずかに震えながらゆっくりと口を開いた。


「あ、あんたがどうして…」



俯いてみずほを見つめながら優里は怒りからか目尻をつり上げた。



そして、その場から逃げるように私を押しのけて教室を出ていってしまった。

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