本命同盟
放課後、私は重たい足を引きずって職員室へ向かう。



「はあ」



今日一体何度ため息をついただろうか。



幸せがにげているような気がしている。



まったく、ついてない。



いつかは、ぶつかる壁だということは分かっていたが、どうすればいいかなんて妙案は浮かばず今に至るのだ。



早く、大人になりたい・・・。



がらっとドアを開けて、先生の所へ向かう。



「先生、来ました。」



何かを記録していた先生は顔をあげて、私を見た。



無表情な目で見つめられると穴が開きそうだ。



「ん、よく来た。ちょっと来い。」



案外、先生は怒っているようではなかった。



とぼとぼと先生の後ろを歩きながら、私の緊張が増すのを感じていた。





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