二人を繋ぐ愛の歌
それから暫く話してからお暇させてもらうことにした沙弓は音楽スタジオを出て駐車場に向かい、自分の車のドアに手を伸ばした時に後ろから声をかけられた。
振り返るとそこにはさっきスタジオで別れたはずの朝陽が笑顔で立っていた。
「秋村さん?どうされたんですか?」
「俺の仕事は終わったからね、元々弁当食べたら帰る予定だったんだ」
「そうなんですね、お疲れ様です」
「嶋川さんも配達お疲れ様」
そう言って去って行くのかと思ったけれど、朝陽は笑顔のままその場から動かずじっと沙弓を見ていた。
朝陽が立ち去らないのに車に乗るのは何となく気が引けてどうしようかと思っていると、スマホから音が鳴り出した。
「嶋川さんのスマホだよね?何か大事な用件かもしれないし見てみたら?」
朝陽に促されるまま沙弓はスマホを取り出して画面を見てみると、そこにはメッセージが届いたという通知画面と送信してきた相手の名前が表示されていて沙弓は眉を僅かに寄せて朝陽を見た。
「やっぱり大事な用事だった?」
「……そうみたいですね」
にこやかな表情で一体何を考えているのかーー。
沙弓は陽人と似た、笑顔でいて何を考えているか分からない節がある雰囲気を醸し出している朝陽を胡散臭そうに見てから再びスマホに視線を落とす。
先程来たばかりのメッセージを開き内容を確認してから小さく息をつくと、返事を書くために指を滑らせメッセージの差出人である目の前の朝陽へと送信ボタンを押したのだった。
振り返るとそこにはさっきスタジオで別れたはずの朝陽が笑顔で立っていた。
「秋村さん?どうされたんですか?」
「俺の仕事は終わったからね、元々弁当食べたら帰る予定だったんだ」
「そうなんですね、お疲れ様です」
「嶋川さんも配達お疲れ様」
そう言って去って行くのかと思ったけれど、朝陽は笑顔のままその場から動かずじっと沙弓を見ていた。
朝陽が立ち去らないのに車に乗るのは何となく気が引けてどうしようかと思っていると、スマホから音が鳴り出した。
「嶋川さんのスマホだよね?何か大事な用件かもしれないし見てみたら?」
朝陽に促されるまま沙弓はスマホを取り出して画面を見てみると、そこにはメッセージが届いたという通知画面と送信してきた相手の名前が表示されていて沙弓は眉を僅かに寄せて朝陽を見た。
「やっぱり大事な用事だった?」
「……そうみたいですね」
にこやかな表情で一体何を考えているのかーー。
沙弓は陽人と似た、笑顔でいて何を考えているか分からない節がある雰囲気を醸し出している朝陽を胡散臭そうに見てから再びスマホに視線を落とす。
先程来たばかりのメッセージを開き内容を確認してから小さく息をつくと、返事を書くために指を滑らせメッセージの差出人である目の前の朝陽へと送信ボタンを押したのだった。