冬の王子様の想い人
その後、梨乃と楠本くんに連絡をして正門近くで合流した。
葉山さんは今日は自宅に戻ったそうだ。
勘の鋭い親友は薄々私がナツではないかと思っていたという。
楠本くんから先程真相を聞いたそうだ。
ちなみに小山内さんが当時彼を公園に連れて行って遊ばせていたらしい。
あの当時私も顔を合わせていたはずだけど、これまた記憶は曖昧だ。
そういった経緯もあって小山内さんに話を聞きに行ったという。
梨乃は葉山さんからの言付けを預かってくれていた。
『酷い言い方をして、嫌な思いをさせてごめんなさい』
それは初対面の時のような、葉山さんらしい素直な言葉だった。その想いが胸に沁みた。
夏休みはあっという間に過ぎた。
雪華の授業と講習会の合間に私たちはデートを繰り返した。
ただ一緒に過ごせる毎日がとても幸せだった。
雪華は兼ねての約束通り我が家に挨拶に来てくれた。
あいにく出張中だった父には挨拶ができず、本気で残念がっていた。
もちろん母は手放しに迎え、早くお嫁にいきなさいよとはっぱまでかけられた。
その言葉に嬉しそうに頬を緩めた彼は、近い将来必ず迎えに来ると母に宣言していた。
その時感じた甘酸っぱい気持ちは一生忘れられそうにない。
葉山さんは今日は自宅に戻ったそうだ。
勘の鋭い親友は薄々私がナツではないかと思っていたという。
楠本くんから先程真相を聞いたそうだ。
ちなみに小山内さんが当時彼を公園に連れて行って遊ばせていたらしい。
あの当時私も顔を合わせていたはずだけど、これまた記憶は曖昧だ。
そういった経緯もあって小山内さんに話を聞きに行ったという。
梨乃は葉山さんからの言付けを預かってくれていた。
『酷い言い方をして、嫌な思いをさせてごめんなさい』
それは初対面の時のような、葉山さんらしい素直な言葉だった。その想いが胸に沁みた。
夏休みはあっという間に過ぎた。
雪華の授業と講習会の合間に私たちはデートを繰り返した。
ただ一緒に過ごせる毎日がとても幸せだった。
雪華は兼ねての約束通り我が家に挨拶に来てくれた。
あいにく出張中だった父には挨拶ができず、本気で残念がっていた。
もちろん母は手放しに迎え、早くお嫁にいきなさいよとはっぱまでかけられた。
その言葉に嬉しそうに頬を緩めた彼は、近い将来必ず迎えに来ると母に宣言していた。
その時感じた甘酸っぱい気持ちは一生忘れられそうにない。