お兄ちゃんはお医者さま
本音 棗Side
午前中の診察が終わり琉架と休憩していると、普段あまり電話を掛けてこない琴音から電話がかかってきた。

琴『棗君!?』

棗「どうした?」

琴『夜私の隣で寝てた花音がいないの!お母さんに聞いたら1時間前に飲み物買いに行くって出ったらしくて!』

棗「ずっと琴音の所にいたのか?」

琴『詳しいことは言えないけど。』

琴音から花音が家出した理由を聞いた。でも、いつも入院してるのに。琴音は入院させられるのが嫌だからとしか聞いていないそうで。

棗「花音が行きそうなところは?」

琴『多分病院の屋上』

棗「わかった。ありがとう。」
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