再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~
「じゃあ、改めて言うよ。美桜、俺と付き合ってくれますか?」
「はい」
妙に畏まった感じで言われてくすぐったかったけど、今度はテツの目を真っ直ぐに見つめて返事をしたらそっとキスをしてきた。
啄むように何度も繰り返しキスをしてくる。
気がつくと体勢が入れ替わっていて、私の身体はソファに沈んでいた。
「んんっ、」
唇の間から舌を差し込まれ、歯の裏側をなぞられて背筋が甘く粟立つ。
舌を絡め取られ、深くなるキスに息が乱れる。
舌先を吸い上げられ甘噛みされるとジンと痺れてくる。
キスがこんなに気持ちがいいなんて……。
情熱的な口づけに夢中になっていく。
「ん、はぁ……」
ようやく唇が離れ、キスの余韻でとろんとした目でテツを見つめていたら、ふわりと身体が浮いた。
お姫様抱っこで寝室へと連れていかれ、いつもテツが寝ているベッドに下ろされた。
緊張がピークに達し、心臓が痛いくらい音を立てる。
「美桜、今から抱くけどちゃんと覚えておけよ」
熱を帯びた視線を向けられ、再び唇を塞がれた。
初めての時、私が酔って覚えていなかったことをまだ根にもっているみたいだ。
服の隙間から手が侵入し、長い指が私の素肌に触れてくる。
あっという間に着ていた服も下着も脱がされていた。
テツの熱い息が肌に触れ、至るところに唇を落としてくる。
そのたびに私は甘い声をあげてしまう。