再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~
「ありがとうございます。今日はその報告をしようと思って二人に聞いてもらいたかったんです」
「お祝いにシャンパンでもと思ったけど、哲平くんは今日は飲まないんだっけ?」
「朔斗さん、すみません。家で美桜が待ってるから今日は酒は飲むつもりはないので次の機会にお願いします」
「何だその理由は!惚気かよってちょっと待て。夏木さんが家で待ってるってどういうことだよ」
「今、美桜と一緒に住んでるんだ」
「はぁ?お前は……って突っ込むのも疲れたわ」
貴臣はため息をつきビールを飲み干した。
さっきから忙しいやつだな。
今日はアルコールは摂取しないと決めていた。
それには理由がある。
この前、接待で酒を飲み過ぎたからだ。
セーブしようと思っていたのに、あの狸部長が調子に乗って酒を勧めてくるから、いつもより飲んでしまった。
お開きになり、タクシーで帰ろうとしたら、なぜか堂島が一緒に乗り込んできた。
理由を聞けば方向が同じだからいいでしょ、と。
先に俺のマンションについたのでタクシーから降りた。
エレベーターに乗ろうとした時、足元がふらつくと堂島が俺の身体を支えてきた。
大丈夫だから帰れと言っても、心配だからと後をついてくる。
ここで俺の悪い癖が出た。
堂島と話すことが面倒になり、無視していれば部屋までついてくることはないだろうと考えた。
これが最悪な状況を生んだ。
美桜と部屋までついてきた堂島が鉢合わせしてしまった。