再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~
真剣な眼差しで見つめられ、一切の迷いのない言葉に私の胸が締め付けられた。
「それに美桜が俺の家にいる理由ならある。一番最初に言っただろ。結婚しようって」
そう言えばそうだった。
私の初めてをもらったから責任を取るって言っていたのを思い出す。
最初はテツの強引な態度に戸惑った。
だけど、一緒に過ごしているうちにテツのそばにいることが当たり前になり、離れたくないと思うようになっていた。
「私、ずっといていいの?」
「当たり前だろ。美桜が嫌だって言っても俺は手放したりしない。無理矢理でも一緒に住むからな」
ニヤリと笑い、私を抱き寄せた。
どこにも逃がさないとばかりに抱きしめられ、私もそれに応えるように広い背中に腕を回した。
自分の居場所はここなんだと思わせてくれるような安心感を覚える。
不意にテツに顎をすくわれ、唇を塞がれた。
すぐにチュッと音を立てて離れた唇は私に向かって愛を囁く。
「美桜、愛してるよ」
「私もよ」
言ってみたものの、自分のキャラじゃないことに気づき恥ずかしさで顔が赤くなる。
それを見たテツがプッと吹き出し、左手を差し出してきた。
「腹減ったな。飯、食べに行こうか」
私はその手を握り、好きな人に愛される幸せを噛みしめながら街灯に照らされた道を歩く。
これからもずっとテツと一緒にいられますように……と二人で紡ぐ未来に想いを馳せた。
end.


