惑星のダンス
「この学校の扉の鍵。探してごらん」

「……開かずの間なんてあったっけ?」

「ふふ」

教えてくれる気はないらしい。

どうしようか、と眼鏡の奥の目を眇めて鍵を観察する。

今日は予定がない。興味がないわけでもない。

祐実が『秘密』と言うからには。

……せっかくだから。
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