Breath
結翔は、

「ファンはファンで仕事上の人間だからね、ファンの好きと凛彩の好きとは全然別だよ。」と頭を撫でてくれた。

「でも焼きもちを焼いて結翔に当たってしまうかもしれない、仕事だって分かってる。分かってるけど、やっぱり辛いよ…」

「ごめんね、そんな思いさせてたんだね、不安な時はいつでも言って」

「俺は凛彩以外には興味がないから」

結翔は優しくて、私は困らせてばっかでどっちが年上なんだか分かんない。

「分かった。ありがとう。信じるよ。」

と顔を上げたら結翔の顔が一度に明るくなって

「ほんとに?いいの?これ夢じゃないよね?」

と自分のほっぺをつねっていた。

ありがとう、そんなに喜んでくれて…
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