Breath
「自信がないんだ…結翔と会う自信が…」

「この前の事はごめん、俺自分の事しか考えてなかった。」

「ううん、結翔は悪くないよ、何となく、自分に自信がないだけだから…」
  
「じゃあさ、試しに一回どこかへ行ってみようか」

「どこへ?」

「どこでもいいよ、あの水族館なんてどう?」

「ん…」

結翔があんまり誘ってくれるから、いく事にしたんだ。

最後の思い出作りってとこかな。

美容院が休みの月曜日に行こうって気を遣ってくれた。


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