願い婚~幸せであるように~
館内マップとショースケジュール表を手にして、順路を進んでいく。


「わあ!」

自分が海の中に入り込んでしまったのかと錯覚してしまいそうなくらい大きなトンネルの真ん中で私はポカンと口を開けた。

マンタやエイといった大きな魚が悠々と泳いでいる姿に圧倒されて、感動する。


「すごいな」

「ほんとすごい。海の世界に入ってしまったみたい……」


サンタの帽子を被ったアシカのコミカルなショーには、幸樹さんと顔を見合わせて笑った。最後のお辞儀する姿はかわいくて、盛大な拍手をした。


「かわいかったー!」

「そうだね。芸達者だったよね」


水族館のメインと言われるイルカショーには、目を輝かせた。


「ジャンプはすごい迫力だったし、声もかわいかった!」

「うんうん、見ごたえあったよね」


ショップにはかわいいぬいぐるみがたくさん並んでいた。私は白いアザラシのぬいぐるみに惹かれた。

さまざまなサイズがあったが、手のひらに乗るサイズが一番かわいく見えた。


「柔らかくて、かわいい」

「それ、買う?」

「欲しいけど、どこに置こう? リビングには合わないよね?」
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