願い婚~幸せであるように~
「和花、おかえり」

「ただいま、戻りました」

「リフレッシュ出来た?」

「うん、リラックスしすぎて、寝ちゃった。幸樹さん、予約してくれてありがとう」

「いや、日頃の疲れが取れたなら、俺もうれしいからね」


幸樹さんは戻った私をドアまで迎えに来てくれた。彼に手を引かれて、ソファーに座る。


「喉渇いていない? なにか飲む?」

「ううん。終わってから冷たいジャスミンティーをもらって飲んだので、大丈夫。幸樹さんは泳いだ?」

「うん、一応泳いだけど、長く泳ぐと疲れるから早めに切り上げて、ゴロゴロしてたよ」

「ゴロゴロも大事だよね」


幸樹さんは家でもきちんとしている人かと結婚するまでは思っていたけど、良い意味で違った。

幸樹さんも普通の人で、よくソファーで寝転がっている。長身の彼の体は全部おさまりきれなかくて、長い脚ははみ出しているが。

私はそんなふうに彼が転がっているソファーによりかかって座ることが多い。彼はいつも私の肩から胸にかけて、手を乗せる。

なにも話さず、寄り添ってリラックスする時間も私は好き。確認していないが、彼も好きだと思う。
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