願い婚~幸せであるように~
幸樹さんの隣に潜り込もうとしたが、サイドテーブルに並んでいたふたつのアザラシに目が止まった。
寄り添うように並べられていて、かわいい。
「夫婦みたいに見える」
「うん、そうだね。オフィスでこれ見るたびに和花を思い出すだろうな」
「うん、私も幸樹さんのことばかり考えていそう」
「いいね。いつも俺のことだけを考えていて」
「でも、それじゃ仕事にならなくて困る」
本気で困った顔をする私を彼は笑って、ふたつのアザラシを手に取った。私はそれをひとつもらう。
寝転がる幸樹さんの胸の上に彼は自分が手にしている方を乗せる。私はもうひとつをキスしているみたいに近付けた。
「かわいいね」
「うん、和花も俺にキスちょうだい」
珍しくかわいいおねだりをする彼に頬を緩ませて、かわいくそっと口づけた。彼は「もっと」と私の後頭部を押さえて、濃厚なキスに変える。
私たちが動いたことによって、アザラシのぬいぐるみが転がる。それを掴んで、笑い合った。
ずっとこれからも同じものを見て、同じことを感じて、手を取り合って、笑っていけたらいいな。
きっと私たちの幸せはこれからも続く。
・・・end
寄り添うように並べられていて、かわいい。
「夫婦みたいに見える」
「うん、そうだね。オフィスでこれ見るたびに和花を思い出すだろうな」
「うん、私も幸樹さんのことばかり考えていそう」
「いいね。いつも俺のことだけを考えていて」
「でも、それじゃ仕事にならなくて困る」
本気で困った顔をする私を彼は笑って、ふたつのアザラシを手に取った。私はそれをひとつもらう。
寝転がる幸樹さんの胸の上に彼は自分が手にしている方を乗せる。私はもうひとつをキスしているみたいに近付けた。
「かわいいね」
「うん、和花も俺にキスちょうだい」
珍しくかわいいおねだりをする彼に頬を緩ませて、かわいくそっと口づけた。彼は「もっと」と私の後頭部を押さえて、濃厚なキスに変える。
私たちが動いたことによって、アザラシのぬいぐるみが転がる。それを掴んで、笑い合った。
ずっとこれからも同じものを見て、同じことを感じて、手を取り合って、笑っていけたらいいな。
きっと私たちの幸せはこれからも続く。
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