願い婚~幸せであるように~
ゆっくりと目を開けると、少し上から穏やかな寝息が聞こえてきた。私は幸樹さんの脇の下にすっぽりと収まる形で寝ていた。

そっと彼の胸を触れると、起こしてしまったのか「ん?」と少し掠れた声が聞こえてくる。

寝起きの顔を見ようと首を動かした時、なにかが首に触れているのに気付く。

え? なにこれ?


「幸樹さん! これ!」

「んー、ああ、おはよう」


慌てて頭を起こした私の頬を彼は、優しく撫でる。彼に撫でられるのは気持ち良くて、好きだ……じゃなくて!


「これ、いつの間に?」

「昨夜渡しそびれていたから、寝ている和花につけた。うん、良く似合っている」

「きれい……。ありがとう」


私の首にいつの間にか付けられていたのは、雪の結晶モチーフのダイヤのネックレスだった。とてもきれいで身を屈ませて、じっくりと見る。

少し早いクリスマスプレゼントだというけれど、こんなに素敵なものをもらえるなんてうれしすぎる。


「和花、おいで。出たら、寒いよ」

「うん……。あ! 幸樹さん、これもいつの間に?」

「ハハッ、気付いた? ネックレス付けた時に、置いてみた。かわいいよね」
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