香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
この世界に本当のクルミとして生まれたかったな。
あ……でも、彼が愛しているのはエマ王女。
私を好きになってはもらえない。
「や、やっぱりマッサージはいいです。アレンも早く寝て下さい」
俯いてそう言うと、逃げるようにして彼の部屋を飛び出した。
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