香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
すると、彼は口元を緩めた。
「気持ちいい」
「よかった。まだ目を開けちゃ駄目ですよ」
ニコッと微笑みながら言えば、彼は茶目っ気たっぷりに返した。
「はい、先生」
そんな余裕があるのも今のうちですよ。
施術が終わる頃には、寝させてみせます。
アレンの額やこめかみを指圧すると、次にスイートアーモンドのオイルの瓶を出して少し手に取った。そこにラベンダーのオイルを数滴混ぜて、彼のデコルテをマッサージする。
何か話しをしてくるかと思ったけど、彼は静かだ。
ヘッドマッサージ中心で終わらせようかと思ったけど、気持ち良さそうにしてるし、こうなったら全身マッサージしよう。
「今度はうつ伏せになってください」
私がそう声をかけると、彼は今度は何も言わずに向きを変える。
その背中を見てビックリした。
剣で刺されたような古傷がいくつもあって、それがなぜかなんの傷もない人の背中よりも美しく感じる。
「気持ちいい」
「よかった。まだ目を開けちゃ駄目ですよ」
ニコッと微笑みながら言えば、彼は茶目っ気たっぷりに返した。
「はい、先生」
そんな余裕があるのも今のうちですよ。
施術が終わる頃には、寝させてみせます。
アレンの額やこめかみを指圧すると、次にスイートアーモンドのオイルの瓶を出して少し手に取った。そこにラベンダーのオイルを数滴混ぜて、彼のデコルテをマッサージする。
何か話しをしてくるかと思ったけど、彼は静かだ。
ヘッドマッサージ中心で終わらせようかと思ったけど、気持ち良さそうにしてるし、こうなったら全身マッサージしよう。
「今度はうつ伏せになってください」
私がそう声をかけると、彼は今度は何も言わずに向きを変える。
その背中を見てビックリした。
剣で刺されたような古傷がいくつもあって、それがなぜかなんの傷もない人の背中よりも美しく感じる。