香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
姉がクルミを気に入ったようで、にこやかに相手をしている。
「ねえクルミ、今日やってもらったマッサージとても気持ち良かったわ。何だか身体が軽いの。顔のマッサージもあったりするのかしら?」
クルミも姉と目を輝かせながら話をしていた。
「フェイシャル……いえ、お顔のマッサージもありますよ。明日よろしければお顔のマッサージしましょうか?」
「ええ。お願いするわ」
姉とクルミのやり取りを聞いて母上も「マッサージってどんな?」と興味津々といった様子で会話に参加していた。
だが、エマ王女はその様子を面白くなさそうに見ているのが気になった。
食事が終って部屋に戻ると、夜着に着替え、クルミの持っていた異世界の機械を持って彼女の部屋に向かった。
ちょうどクルミも着替えが終わったところなのか、彼女の部屋から侍女が出てくる。
< 91 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop