足立古書堂 謎目録
足立は高木のノートとシャーペンを引き寄せる。

本人に断りなく、さらさらとなにかを書き始めた。

「なに書いて……?」

足立が書いているのは表のようなものだった。

Li、赤、Na、黄、K、紫、……。

高木は目を見張る。

聞き覚えがあるはずだ、というかこれは、覚えていなかった高木が悪い、情けない。

足立の哀れみの視線が突き刺さる。

「炎色反応……?」

「そう」
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