この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
気付いた時はローデリヒさんは尻もちをついていた。私は少し後ろによろけたけれど、転ばずに立ったまま。
突き飛ばしてしまった。
状況を把握するのに時間は掛からなかった。無意識にやってしまった事とはいえ、罪悪感が湧いてくる。
「ご、ごめんなさいっ!」
別にローデリヒさんに触られるのはあまり抵抗はない……はず。
女子校育ちで幾ら男の人に免疫がないと言っても、コレは過剰反応しすぎだった。……というか、同じベッドで寝ているのになんで。
男女の意味ではなく、本当にただ睡眠を取ってるだけなんだけどね!
「いや、大丈夫だ。ゼルマに付き添ってもらえ。私はアーベルをイーナに預けて執務に戻る。……何か食べたいものはあるか?」
「それじゃあ……フルーツを」
「分かった」
ローデリヒさんは一つ頷いてアーベルくんを抱き上げる。ゼルマさんがしわくちゃの手で、私の肩を支えてくれた。
……っていうか、よくローデリヒさんこのお屋敷に出没してるけど、お仕事どこでいつやってるんだろう……?
突き飛ばしてしまった。
状況を把握するのに時間は掛からなかった。無意識にやってしまった事とはいえ、罪悪感が湧いてくる。
「ご、ごめんなさいっ!」
別にローデリヒさんに触られるのはあまり抵抗はない……はず。
女子校育ちで幾ら男の人に免疫がないと言っても、コレは過剰反応しすぎだった。……というか、同じベッドで寝ているのになんで。
男女の意味ではなく、本当にただ睡眠を取ってるだけなんだけどね!
「いや、大丈夫だ。ゼルマに付き添ってもらえ。私はアーベルをイーナに預けて執務に戻る。……何か食べたいものはあるか?」
「それじゃあ……フルーツを」
「分かった」
ローデリヒさんは一つ頷いてアーベルくんを抱き上げる。ゼルマさんがしわくちゃの手で、私の肩を支えてくれた。
……っていうか、よくローデリヒさんこのお屋敷に出没してるけど、お仕事どこでいつやってるんだろう……?