ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「いつの間に想が告白したんだろ、とか、相手は誰なんだろう、とか……どうして私になんも言ってくれないんだろう、とか……ぐるぐる考えちゃってた……。考えて……へこんでた……。

でも、想の近く、なくしたくなくて……必死に勉強してた……。泣きながら勉強机に向かってたこともあるんだよ? 想と同じ高校行きたくて、勉強やめることは出来なかった。……さすがに気味わるいよね、私……」

から笑いを浮かべる美結。

そんなことがあったんだ……。

その噂ばらまいたヤツ、あとで報復決定。

僕の美結にそんな思いさせるなんて、人間やめさせてやる。

「そんなことないよ。俺の方こそ、気づけなくてごめん。美結はいつも可愛いよ」

美結の頭を撫でながら言うと、美結は大きく目を見開いた。

「想、どっかで頭打った……?」

美結は信じられないといった顔で僕を見て来る。

僕は情けなくも白状することにした。

「ごめんね。これが俺の、美結への通常なの。美結を好きだって気づいてから、美結が毎日可愛くて仕方ない。美結だけが……俺の宝物なんだよ」

美結の頭を撫で続ける。

柔らかい優しい香りが辺りに漂うようだ。

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