ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「俺が女扱いするのは美結だけだよ。今まで誤解させたり辛い思いさせたりした分、目いっぱい幸せって思ってもらえるようにがんばるから」

今、美結が僕の腕の中にいてくれる。

もう昇天しても構わない。

あ、やっぱだめだ。

もっと美結を甘やかしまくらないと心残りがありすぎる。

お迎え、ちょっと待って。

美結の指先が、僕の胸元辺りを摑んだ。

「もう、十分だよ……。想に、すきって言ってもらえるなんて……私もう死んでもいい……」

「だめ。今まで我慢してた分美結のこと甘やかしたい」

「あ、あまや……っ?」

「美結が砂吐くようなことばっか言ったりやったりするから」

「想……いつの間にそんな性格になってたの……?」

見あげてきた美結の瞳が揺れているように見える。

驚いているんだろうな。

「美結を好きだって自覚したと同時に失恋した気でいたから、美結のキスで抑え込んでた分が爆発したからかな」

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