ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「睨むのも可愛い」

「……想、ほんと頭のネジ大丈夫……?」

「美結以外には今まで通りでいけるから、問題なし」

「私にだけ態度変わるの⁉」

「今まで通りがいい?」

「そ、れは……」

くちごもる美結に、僕は告げる。

「だって、美結のことは、女扱い、ね?」

僕が立ち止まると、美結もゆっくり足を停めた。

美結が僕の方を向くのを待って、手を差し出す。

そして口にする。

ずっと言わないと決めていた言葉を。

「美結、好きだよ。俺と、付き合ってください」

美結は三秒ほどぽかんとしたあと、ぎゅっと口と目を閉じた。

そして、大きく肯いた。

僕から美結の手を迎えに行って、もう片腕を美結の背中に廻して抱き寄せた。

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