秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~


「かおりさんがお見合いしたそうだ。」

「え?」

会議のあと、役員たちが、会議室を後にしていき、俺と父親が残っていた。

「お見合い?」

「ああ。結婚するんじゃないかな。」

「かおりはそれでいいと言ったんですか?」

ここにきてお見合いって何考えてるんだ。かおり?

思わず、父親につっかかった。

「ああ。たぶんな。どうでもいいだろ?おまえはもう関係ない間柄なんだから…。何をムキになってる?」

父親は不思議そうに俺を見ている。

そりゃぁ。父さんは知らないから…。
かおりがずっと一途に想い続けてるやつのことを…。

「誰と?いつするんです?発表はしたんですか?」

「なんだ。お前は。往生際が悪いな。自分から破棄しておいて、なんでそんなに気になる?」

父親の眉根がつりあがる。
あれだけおおごとにしておきながらといわんばかり。

それはそうだ。けど…。

「わかりました。結構です。もう聞きません。確かに往生際が悪いですね。失礼します。」

俺は資料をまとめて会議室を出た。


かおりに…連絡してみるしかないか…。

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